素材研究

杜仲④杜仲葉:内臓脂肪および体重減少に関する有効性

杜仲

本サイトで掲載している情報は、一般的な素材にも含まれる成分に関する学術研究成果です。特定の製品・食品の効果を保証するものではありません。本研究成果も限られた条件下での成果であり、特定の製品・食品を摂っても、同じ効果が得られるというものではありません。

杜仲葉:内臓脂肪および体重減少に関する有効性

研究1】ヒトにおける皮下脂肪・内臓脂肪の減少効果

概要

腹部肥満の患者に杜仲葉エキスを摂取いただき、人の腹部脂肪蓄積を抑制する作用について検討しました。腹部肥満の患者を無作為に2グループに分け、それぞれに杜仲葉エキスを含む杜仲葉カプセルとプラセボカプセルを経口投与したところ、杜仲葉カプセルを摂取したグループでは対象グループに比べて、体重、腹囲、ボディマス指数(BMI)、皮下脂肪及び内臓脂肪が明らかに減少しました。

試験方法

項目内容
対象内臓脂肪面積が100 cm2以上の腹部肥満患者(30〜40歳代の男女)27名
試験品杜仲葉カプセル(杜仲葉エキス1,500mg含有)とプラセボカプセルを使用
方法【無作為化二重盲検並行群間比較試験】
試験群(15名)には、杜仲葉エキス1500 mgを含有する杜仲葉カプセルを、
対照群(12名)には、杜仲葉エキスを含有しないプラセボカプセルを毎日経口投与。
試験中の飲食及び運動については両群とも制限しない。
評価項目体重、身長、腹囲、BMI(投与4週、8週時点)
内臓脂肪面積及び皮下脂肪面積(投与8週時点)

試験結果

杜仲葉カプセルを摂取したグループは、摂取しなかったグループに比べて内臓脂肪及び皮下脂肪が明らかに減少し、体重が減少して腹囲・BMIも著しく低下しました。

体重および内臓脂肪の変化(平均値)
内臓脂肪のCTスキャン写真比較(著効例) 摂取前(内臓脂肪面積:270.1㎡)摂取8週間後(内臓脂肪面積:214.7㎡)
投与8週間後の各評価項目の比較 内臓脂肪面積減少率、皮下脂肪面積減少率、ボディマス指数BMI減少率、体重、腹囲

考察

本試験により、杜仲葉エキスは、腹部脂肪の蓄積を明らかに抑制し、腹部肥満の症状を軽減することが確認されました。

Changjiang Zhou et al. (2011). The inhibitive effect of Eucommia ulmoides leaves extract on abdominal fat. International Journal of Endocrinology and Metabolism. 31 (6):368-370

学術情報

用語の解説:
  1. 杜仲茶

研究素材の紹介