冬虫夏草とは
冬虫夏草(トウチュウカソウ)は主にセミやトンボ、ガ(蛾)、クモなど生きた虫の幼虫などに寄生し、宿主の体内に菌糸を伸ばして栄養をとり、体内からキノコ(子実体)を伸ばして成長するキノコの総称。冬は虫の姿で、夏になると草(キノコ)になると信じられていたことから冬虫夏草と呼ばれたといわれている。
冬虫夏草の免疫関連の研究(効果・副作用)について
冬虫夏草は、免疫機能の向上や滋養強壮作用が古くから注目され、中国では漢方素材や食材として珍重されてきた。抗がん作用の可能性が言及されることもあるが、実際にヒトに対する抗がん効果を示した臨床研究はない。
冬虫夏草の副作用について、ヒトに対する臨床試験としては口渇、吐き気、軽度の上部消化管の違和感が報告されている。