研究報告

担子菌製剤経口摂取による宿主免疫抑制改善への影響検討

論文発表先
第35回癌免疫外科研究会(学会,ポスター発表)

本サイトで掲載している情報は、一般的な素材にも含まれる成分に関する学術研究成果です。特定の製品・食品の効果を保証するものではありません。本研究成果も限られた条件下での成果であり、特定の製品・食品を摂っても、同じ効果が得られるというものではありません。

概要

BRM(免疫機能補助)製剤を用いて癌免疫療法を実施する福岡天神南クリニックにて、担子菌類製剤を処方された悪性腫瘍治療後の経過観察者16名を対象とした。

被験者はシイタケ菌糸体エキスを含む担子菌類製剤を20週間経口で摂取した。免疫パラメーターとして、末梢血刺激培養上清中のIFNγ、IL-10及び末梢血制御性T細胞(フローサイトメーター、FoxP3陽性/CD4陽性))を初期値と20週後の2回測定した。

被験者はシイタケ菌糸体エキスを含む担子菌類製剤を20週間経口で摂取した。免疫パラメーターとして、末梢血刺激培養上清中※のIFNγ、IL-10及び末梢血制御性T細胞(フローサイトメーター、FoxP3陽性/CD4陽性))を初期値と20週後の2回測定した。

 

背景

本検討では、癌再発予防ステージ患者を対象に、担子菌類製剤経口摂取による宿主免疫能、特にTh2系サイトカイン産生量及び免疫抑制性細胞の変動に及ぼす影響を検討した。

 

方法

単独施設単群オープン試験
対象:悪性腫瘍治療後の経過観察者16名
試験品:担子菌類製剤(シイタケ菌糸体、冬虫夏草菌糸体、メシマコブ子実体、鹿角霊芝子実体のいずれか)
用法:医師の診療により種類、用量を変動させた(シイタケ菌糸体エキスは、500-1800mg/day)
評価項目:免疫機能
項目内容
方法単独施設単群オープン試験
対象悪性腫瘍治療後の経過観察者16名
試験品試験品:担子菌類製剤(シイタケ菌糸体、冬虫夏草菌糸体、メシマコブ子実体、鹿角霊芝子実体のいずれか)
用法:医師の診療により種類、用量を変動させた(シイタケ菌糸体エキスは、500-1800mg/day)
評価項目免疫機能

 

研究結果

20例の被験者のうち、担子菌類としてシイタケ菌糸体エキスを摂取した9名では、摂取前後で免疫バランス(IFN-gannma /IL-10比)の上昇が確認されたが、他のエキス摂取者では有意な差が確認されなかった。

IFNγ/IL10の産生比は、「免疫の攻撃」と「免疫の抑制」のバランスを示す。
バランスが良いほど、腫瘍細胞を攻撃しやすい状態になっていると考えられる。

 

今後の期待

担子菌製剤のうちLEM経口摂取は、癌再発予防ステージの免疫抑制を改善する可能性が示唆され、今後は症例数を増やした検討が必要。

備考

シイタケ菌糸体

シイタケ菌糸体は、私たちがふだん食べているシイタケの笠の部分(子実体)とは別のもので、糸状の形をしていることから菌糸体と呼ばれます。

シイタケ菌糸体は私たちが普段食べているシイタケの笠の部分(子実態)とは別のもので、糸状の形をしていることから菌糸体と呼ばれます。

  

研究素材の紹介